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雑学の宝庫
更新日:
2009年11月29日
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◎オッタッ、オッタック(옻닭)
漆の木と鶏を一緒に煮込んだ料理。
「オッ(옻)」は「漆」、「タッ(닭)」は「鶏」の意味です。ですから、直訳すると「漆鶏」となります。この「オッタッ」は、触るとかぶれる漆の木のエキスが入ったスープで鶏を丸ごと煮込んだ料理です。
漆は、触るとかぶれますので、人によっては食道や胃がかぶれてしまうことがあるそうです。また、ひどい人は、湯気に当たるだけでも体中が痒くなるそうです。食べることが危険な料理と言えるかもしれません。
一応、かぶれるのを防止するための薬があるとのことで、料理を注文した後、お店の人が、その薬を持ってきてくれます。これが紫色の大きめの薬なのですが(全国で同じ薬なのかは、分かりません)、薬を飲んだ後に、すぐ、お酒を飲んで、食事をしてしまうのですが、本当に、そんなに早く効果が表れるのか、疑問です。ただ、私は今までに3~4回、食べているのですが、どこも痒くなった記憶がないので、十分な効果があるのかもしれません。
漆は、肝臓と胃に良いのだそうです。韓国では、昔は薬として使われていたそうです。美味しい上に、健康にも良いのであれば、毎月でも食べたいくらいですが、あまり頻繁に食べるのは良くないらしいです。何事も、過ぎたるは、なお、及ばざるが如し、ということでしょうか。
オッタには、鶏がまるまる1羽、入っています。そのスープは、真っ黒です。少し、漢方のような感じがしますが、いかにも健康に良さそうな味です。鶏肉も、柔らかく煮込まれて、素晴らしく美味しく仕上がっています。
鶏を食べ終わったら、残ったスープに御飯を入れて、おじやにして食べます。このおじやは、鶏とスープの旨みを吸って、非常に美味しくなります。
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