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雑学の宝庫
更新日:
2009年1月15日
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◎オリグイ(오리구이)
鴨の焼肉。
「オリ」とは、「鴨」のことです。「グイ(구이)」とは、「焼く」という意味です。したがって、鴨の焼き肉のことです。
韓国では、昔から鴨肉は身体に良いと伝えられ、健康食、保養食として食べてきたそうです。鴨肉は高タンパク、ビタミンやミネラルが多く含まれ、また、他の肉に比べて低コレストロールの美容健康食品として人気が高いそうです。また、脳血栓や糖尿病予防に良いと言われているようです。
生肉を焼いたり、燻製にした肉をバーベキューにしたりと、いろいろな食べ方があるようです。生肉は少し熟成のニオイがあり、好き嫌いが分かれるようです。一方、燻製肉は余分な脂が抜け、燻製の香りで食欲がそそられるようです。普通の焼き肉と同じように、焼いた肉を特製のタレにつけ、サンチュや野菜に包んで一緒に食べます。
韓国の人に『オリって何?』と聞くと、「鴨だ」と教えてくれます。そこで、『日本では鴨肉と言っても、「アヒル」、「合鴨」、「鴨」の3種類があるけど、「オリ」は、どれのことなの?』と聞くと、「分からない」と答えが返ってきました。どうやら、韓国では家鴨(アヒル)と鴨(かも)の呼び名が混同していて、全て“オリ”という名前で呼んでいるようです。正式には、呼び方が違うのかもしれませんが、韓国の人は、あまり気にしていないようです。
ちなみに、「マガモ(真鴨、学名:Anas platyrhynchos)」は、カモ目カモ科に分類される鳥で、一般には野生の鳥です。
「アヒル(鶩、または家鴨、英名:Duck)」は、カモ科のマガモ(真鴨)から人為的に作り出された家禽で、水鳥です。野生のマガモを飼いならして家禽化する際、体が大きく重くなり、翼が小さくなってしまったため、数メートルほどしか飛ぶことが出来なくなったそうです。
「アイガモ(合鴨)」は、野鳥のマガモと家禽のアヒルの交配種です。アヒルと比較すると体が小さくて肉量が少なく、繁殖力が劣っている上に成長に時間がかかるため、食肉用として飼育されることはあまりないそうです。
したがって、一般に「鴨肉」として流通しているものは、ほとんど、アヒルの肉だそうです。ということは、韓国でも「オリ」と言っていますが、実際にはアヒルなのかもしれません。
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