チュンジャン


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雑学の宝庫 

更新日:
 2009年12月25日


◎春醤(춘장:チュンジャン)
 黒味噌。

 チュンジャンは、中国の甜麺醤(テンメンジャン)とよく似ていますが、韓国人の好みに合わせて、中国の黒味噌にカラメルを加えて甘く仕上げられた味噌です。甜醤(チョムジャン)という言葉がなまって、チュンジャンとよばれるようになったという説がありますが、漢字では「春醤」と書きます。ただし「春」という漢字が使われている理由は、はっきりしておらず、「春」がつけられた語源も定かではありません。
 チュンジャンの元となる黒味噌は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて中国から伝わったものだといわれており、当時、開港したばかりの仁川(インチョン)へとまず入り、そこから全国へと広まったとされています。
 豚肉や玉葱をチュンジャンで炒めたものを、チャジャン(炸醤)と呼びます。これは「炒めた味噌」という意味です。小麦粉製の麺に、このチャジャンをかけて食べる料理をチャジャンミョン(炸醤麺)とよび、チュンジャンを使用する料理の代表格です。またチャジャンを麺ではなく、ごはんにかけて食べることもあり、この料理を韓国語でごはんを意味する「パプ」を後につけ、チャジャンパプとよんでいます。
 甘味とコクのあるチュンジャンは料理の隠し味としてもよく使われ、とうがらし味噌を味つけのベースとした韓国の屋台料理トッポッキにも、少量のチュンジャンを入れてコクを加えているといいます。